「四天王」は誰が「発明」したのか?

「冬のソナタ」、その頃の日本のドラマには無い韓国独特の展開をする韓国のTVドラマは、主に女性層に大きな人気を呼びました。
そして、冬のソナタに続く様々な韓国のTVドラマが日本でも放映されるようになったわけです。
そんな韓国ブームに便乗しようと出版業界も、韓国のドラマや映画を紹介するムック本を次々と出版したのです。

出版業界というのは言葉≠商売道具にしている世界です。
そこで、当時最初は韓国ブーム≠ニ呼ばれていたのを、他のアジア諸国で使われていた韓流≠ニいう呼び方にしてしまいました。
さらに、当時たまたま注目を集めていたドラマの俳優を一括りにして韓流四天王≠ニ名付けたのも日本の出版業界なのです。

最初に韓流四天王という言葉を使ったのは、宝島社のムック本だと言われていますが、今度はその呼び名をTV番組のワイドショーが取り上げて、一般に定着していったわけです。
ですから、韓流四天王というのは日本独自の呼び名であり、韓流四天王として紹介されているペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビンの俳優たちもお互い何かの結びつきがあるわけではありません。

これで、連想するのは、日本の芸能界の御三家です。
最初は、橋幸夫、舟木浩一、青井輝彦が御三家と呼ばれていました。
そして、その次は郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎。

もともと「御三家」とは、尾張・紀州・水戸の「徳川御三家」を指しますが、やはり芸能雑誌などの出版社が、芸能人に「御三家」をあててティアップしたのだと思います。

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